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H2O Style

充実した毎日を送るカッコイイ大人たち
ライフスタイルを充実させるマイフェイバリットアイテム
File.2/camping(キャンピング)

2018.11.09

趣味を持たない大人の男はツマラナイ。なくても生きていける趣味だけど、夢中になれる何か(趣味)があれば、人生もより豊かになるはず。同じ趣味の人、あこがれの趣味を楽しむ人を見かけると、その人の内面にも興味がわいてくるから不思議だ。そこでこのコーナーでは趣味に生きるカッコイイ大人たちにフォーカスをあて、彼らが愛用しているギア(道具)をクローズアップ! 愛用するギアを通じて彼らが夢中になる趣味の魅力を紹介していく。

四季折々の美しい表情を五感で感じる! これがキャンプの魅力です!!

小さい頃、父親によく連れて行ってもらっていたことがキャンプやアウトドア遊びにはまったきっかけだと語る山田さん。

「祖父が猟師だったのが原点だと思います。その影響を父親も少なからずうけていたと思います。ボクの場合、20代はずっと登山やクライミングにのめり込んでいて、本格的にキャンプにハマったのは30歳を過ぎてからなんですよ。男の30代って周囲の仲間たちも結婚や子供が生まれるなど、だんだんと落ち着いてくる年頃じゃないですか。そんなとき仲間たちとキャンプに出掛けてみたら、すごくいいなって。なんていうか大人の時間というか、まるで嗜好品を嗜んでいるかのような時間を過ごせたのです。もともとキャンプは好きだったので、自分のライフスタイルに合っていたというのもあるでしょうし、大好きなヴィンテージウェア(ミリタリーやアウトドア、ワーク)とも深い繋がりがあったのも大きいかもしれませんね」

キャンプの魅力は? ライフスタイルや価値観など何か変化はありましたか?

「キャンプの魅力ですか? そうですね……例えば同じキャンプ場であっても、春、夏、秋、冬、で景色はもちろん楽しみ方がガラリとわってくるんですね。夏なら新緑の緑を楽しみながら魚釣りを楽しんだりBBQなんかもいいですよね。秋なら焚き火を囲んで宴をしたり、一般的に冬場にキャンプってイメージがない人が多いとは思いますが、実は真っ白な雪の中でキャンプをするのも、これまた非現実的な空間で格別なんですよ。
それとキャンプの良いところは誰でもいつでも楽しめるという点です。ギアがなければ今はキャンプ用品のレンタル専門店があるし、山登りするほど体力もいらない。間口が広く、誰でも自然と接することができるというのが利点ですね。
またキャンプには実生活に活かせる知恵や技術がたくさんあって、自分の生活を豊かにしてくれます。僕は元々山屋だったのですが、一緒に行く人を選ばず自然と楽しみたいというのがありキャンプも始めました。ピークハントしなくても、意外と身近なところに素晴らしい景色があることも知って……キャンプが教えてくれたって感じですね」

ギア選びのポイントは?

「これは難しい質問ですね。例えばナイフの場合、ヘレというノルウェーのナイフメーカーのものを愛用しているのですが、ナイフは調理やバトニング、着火などを一本で済ませられる耐久性と切れ味を持っていることが条件。でも、その条件を満たすナイフはたくさんあるので、その時の選択基準は“手作りの温もり”でした。
また、レザーグローブは50年代ヴィンテージのレザーグローブをブラウンに染めて使っています。アメリカ製ならではのヘビーデューティーなところが気に入っているのですが、元々ヴィンテージが好きなのでキャンプを楽しむためのスタイル(洋服やギア)にはヴィンテージをワンポイントで入れたいと思ってこのグローブをチョイスしたんです。とはいえ、アウトドアで使うモノなので、やはりタフであることは絶対条件ですね。あとは焚き火をすることが多いので燃えにくいモノを好んで選ぶことが多いかもしれませんね。もちろん見た目も大切です。どんなに機能が優れていても、自分がカッコいいと思ったモノでないと長くは付き合えないですからね」

この記事を読んでキャンプに興味を持った人にメッセージをお願いします

「不思議と外で淹れて飲むコーヒーは格段に美味しいし、外で作って食べる料理もレストランより美味しかったりします。きっと美しい景色や綺麗な空気が最高のスパイスだからだと思うんです。
春は野草を摘んだり山菜を取って料理したり、夏はとびきり透き通った渓流で水遊びや釣りをしたり、秋は紅葉を嗜みつつ焚き火を囲みながら仲間と酒を酌み交わして、冬は満点の星空鑑賞ができる。どのシーズンを切りとってもキャンプはかけがえのない時間と体験をくれます。是非、一度キャンプを楽しんでみてください。きっと新しい価値観が芽生えると思いますよ」

“なにか新しい趣味を見つけたいな……”と思いつつ、なかなか始められない、そこのOVER30(オーバーサーティ)の皆さん! この機会にキャンプを体験してみてはいかがだろう? きっと充実した毎日を送るカッコイイ大人になれるかもしれませんよ!?

1. Snow Peak Fire Protect Parka
2. Barbour Crushable Bushman Hat
3. レザーグローブ(1905年年代の古着)
4. Danner Danner Light
5. Hultafors All Round
6. 自作のレザーポーチ(ティンダーポーチ)
7. Bushcraft Fire Maker
8. Helle Fjellkniven
9. Bahco Laplander

 

山田昭一さん
ファッション業界では大のアウトドア好きとしても知られるだけに、休日はもっぱらキャンプや釣りなど野外活動に勤しんでいるとか。マイブームはこの春から始めたサーフィン! 湘南をホームに日々、サーフィンの練習中とのこと。

 

STAFF CREDIT
Writing:H2O Style

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