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H2O Style

悪ふざけも寂しさの裏返し! 画伯からギターリストへ!?
カナディアンカヌー作り第55回 ~3回目のウレタン塗り~

2022.03.04

カヌーが完成するまで、もう少し。ウレタン塗りも始まり、作業はまさに佳境に入っている。作業自体も数時間で終わるので、丸一日、工房で作業することは少なくなった。寂しい気もするが、丸3年の集大成になると思うと、早く完成させたい気持ちも湧いてくる。そんなわけで、今回は3回目のウレタン塗り作業の模様をお届けする。

ますます光沢感とツヤを増すカヌーにうっとり

前回は念願でもあった「H2O Style」のロゴを描き、一歩、また一歩と完成に近づく感覚を味わっているクルーたち。ロゴ入れを終え、作業もあと数回のウレタン塗りを残すのみ。ウレタンを塗るごとに、光沢感やツヤを深めているカヌーを横目に、3回目のウレタン塗り作業を開始する。

前回、爆誕した“画伯”。カメラマンという職業柄、抜群のセンスと器用さを見せつけてくれた。ちょっと天然ですけどね(笑)。

◆ボディのペーパーがけも手慣れたもの

ロゴ入れと、2回目のウレタン塗りを施した作成中のカヌー。こう見るとかなりキレイで、表面もツルッツル。

ウレタンを塗る前に、まずはペーパーがけ。ボディの表面に細かいキズをつけ、そのキズにウレタンを流し込むことでウレタンを重ねていくのだ。

外側のペーパーがけを終えて、カヌーを反転。内側もペーパーがけを施していく。作業はサクサクと進む。

本日はかなりの晴天。カヌー工房もワカサギ釣りの方々で賑わっていた。桟橋でも釣れるなど、今年は我々が挑戦した昨年と比べ、かなり釣果が良い様子。

内側のウレタン塗りをサクッと終わらせ、町田さんチェックを受ける。内側は、塗り残しがなかったようだ。

パドルを持った角戸ちゃんが、突然、リズムに乗りながらペーパーがけをし始めた。

パドルをギターに見立てミュージシャンの真似事らしい……。こんな悪ふざけができるのも後2回。完成は待ち遠しいが、寂しい気持ちのが強いかも!?

カヌー内側を塗り終えた後は、パドルにもウレタンを塗る。パドルはFRPコーティングをしていないが、ウレタンを塗り重ねるごとに、また違った味が出てきている。

◆完成が近づくカヌーを前に感慨深い気持ちに

内側のウレタンが乾いたら、今度は外側のウレタン塗りに着手。スチール撮影をしながらも、作業を手伝う画伯。乾いたタオルで、ペーパーがけしたボディの粉を拭いていく。

昨年出会ったときは子犬だった、あんずちゃんもこんなに大きくなりました。かなりやんちゃで、クルーが近づくと“かまってかまって!”と飛びついてくる(笑)。

外側のウレタンを塗り始めると、どんどんツヤが増してくる。このツヤと光沢で、どこを塗ったかがわからなくなるので、塗り残しがないようにブロックに分けて塗っていくのがコツだ。

本日は、lucksestate(ラックスエステート)の小川さんたちもカヌー作りのため工房に来ていた。工房近辺の食事処の情報交換をするなど、こうした交流もカヌー作りの醍醐味だ。

小川さんたちは昨年10月からカヌーを作り始めたのに、もう外側FRPコーティングを終え、内側の研磨に進んでいる。ここから研磨が続くので頑張って欲しい(先輩風)。

そんなこんなで、H2O Styleのカヌーもウレタン塗り作業が終了。最後の町田さんチェックで塗り残しの指摘を受けたが、第3回目も無事、キレイに塗り終えた。

◆本日の作業は終了!

第3回目のウレタンもかなりキレイに塗ることができ大満足のクルー。作業を終えた後の、この光沢を確認する瞬間がたまらない。思わずニヤニヤしてしまう……。

ロゴ部分も軽くペーパーがけをしてウレタンを塗ったので、心なしか前回よりも味が出てきた気がする……。

本日は、3回目のウレタン塗りを施した。作業自体は簡単で、ものの2~3時間ほどで終わってしまった。町田さんによると、あと2回ほどウレタンを塗り重ねていけば、完成とのこと。長かったカヌー作りも、いよいよ大団円を迎えることとなる。本当に寂しいが、次回のウレタン塗りも丁寧な作業を心掛けたい。第56回へ続く。

作業の様子をYouTubeチャンネルでCheck!

カナディアンカヌー作りのコーナー(過去記事)はこちらから!

◆カナディアンカヌー作り
http://h2o.tokyo/tag/make_canoe/

 

STAFF CREDIT
Photography:Natsumi Kakuto、H2O Style
Writing:Yasuyuki Ushijima
Movie Photographer:H2O Style

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