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H2O Style

トレンドに左右されない逸品たち
~ボクの相棒、それは永遠の定番アイテム~ 第15回

2021.06.14

酸いも甘いも経験してきたOVER30(オーバーサーティ)の男性であれば、それなりの審美眼も備わっているハズ。そんな世代の人たちにこそ読んで欲しいのがこのコーナー。『H2O Style』のスタッフ自らが実際に購入し、愛用しつづける逸品たちにフォーカスをあてその魅力をクローズアップ! 第15回はポロ ラルフローレンのクラシックスポーツキャップを紹介!

カラバリを見かけると欲しくなる魔性のキャップ

ファッション好きにとっては、まさに“あるある”な話だが、定番アイテムの色違い(カラバリ)を見つけると、ついつい購入したくなる……という経験をした人は多いハズだ。定番なのでデザインもフォルムも昔からあまり変わらないことから試着しなくても大体のサイズ感は把握しているし、ましてやそのアイテムがお気に入りなら落ち着いたカラーの他に、遊び心の利いたカラーもおさえたくなるのがファッション好きの心情だろう。例えばコンバースのオールスターや、チャンピオンのT1011など、逆をいえば定番で長く着られるのがわかっているからこそ、カラバリが欲しくなってしまう……といえるのだ。

筆者にとってポロ ラルフローレンのクラシックスポーツキャップが、まさにそうなのである。このクラシックスポーツキャップは6パネルキャップとか、ポニーキャップと呼ばれることもあるが、どうやら正式名称はクラシックスポーツキャップが正解らしい。フロントに同ブランドのアイコンでもあるポニーの刺しゅうが施されたキャップは、バックがベルトで調節できて、フロントと同じカラーで“POLO”と刺しゅうが入る……というシンプルなデザインが魅力。とにかく、このシンプルさがどんなスタイルにも合わせやすく、カラバリも豊富なので見つけると、つい買ってしまいたくなる大きな理由だろう。

筆者の着用頻度が高いカラーは、シャンブレー生地のモデル。こちらは例外的なデザインで、フロントには星条旗、バックにポニー刺しゅうと筆記体でのロゴ刺しゅうが入るという変わり種。しかもベルトはボディと同素材ではなく、レザーというのもお気に入りのポイント。(筆者私物)

名作ぞろいのラルフローレンの中でも最強にして最高の傑作

ポロ ラルフローレンのクラシックスポールキャップは、本当にカラバリが多い。筆者自身が所有しているだけでも6色はあるのに、ネットサーフィンをして物色すると、見たこともないようなカラーリングがざくざく出てくる(おそらくラルフローレンなので、模造品の可能性は高い)。だからこそ、筆者も正規代理店や仕入れのバックグラウンドがしっかりしているショップでしか買わないようにしている。最近は大手セレクトショップも、このクラシックスポーツキャップだけは取り扱っていることが多くなったのは嬉しい。どれも目移りしてしまうが、最近のヒットはビームスが別注した、3色のカラーパネルを組み合わせたコラボモデル。

6パネルを3色に分けクレイジーパターンとして配置し、さらにそのカラーごとにポニー刺しゅうが入るというインラインには存在しないデザインは発売当初、筆者もかなり衝撃を受けた。当然のことながら品薄で希望のカラーは購入できなかったが、ようやく1色手に入れることができた(家人によると“怪物くん”みたいなカラーらしい)。
とにかく、ストリートなスタイルはもちろん、キレイめスタイルのハズしとしても大活躍するのが長年愛される理由のひとつ。このクラシックスポーツキャップ熱はまだまだ冷めそうにない。これからも、持っていないカラバリを見つけると購入で葛藤する場面が増えそうだ。

こちらが我が家で“怪物くん”カラーと呼んでいるビームス別注の逸品。カラーパネルをクレイジーパターンにしたビームスお得意の色別注で唯一無二の存在感を発揮。夏は白Tでも黒Tでも映えること間違いなしなので、ヘビロテになりそうだ。(筆者私物)

 

STAFF CREDIT
Writing:Yasuyuki Ushijima

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