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H2O Style

お洒落なパパになろう! 土曜参観オススメコーデ!!
NISHINOYA(にしのや)編

2020.08.10

新型コロナウイルスの影響で取材自粛していた人気連載が再始動! 第14回目の今回は、現在、幼稚園年中の4歳男児と1歳の男の子を持つ、NISHINOYA(にしのや)のディレクター西野さんが登場。幼稚園で行事に参加した自身の経験を活かし、OVER30(オーバーサーティ)の読者へ向け、土曜参観へ行く際の着こなしについて語ってもらった。

とにかくラフになりすぎないように気をつける

“ファッションを共通言語として、人と人が繋がる環を!”をコンセプトに国内外の気鋭なブランドをNISHINOYAでPRしつつも、自身のブランドNEAT(ニート)のデザインも手掛ける西野大士さん。ファッション界きっての優男の西野さんも仕事を離れれば、二児の男子の育児に奮闘するパパの顔を見せる。4歳長男の幼稚園で、園の行事などは経験済み。そんなご自身の体験を踏まえて、行事での着こなしについて伺った。

「まだ幼稚園の行事しか参加していませんが、息子が通う幼稚園の雰囲気がかなりユルいなので、ぶっちゃけ着こなしもラフになりがちですね(笑)。普段の朝の送迎は、自分の担当なのですがそういうときのスタイルはかなりラフで。この時期だと普通にショーツにサンダルというスタイルで出かけてしまいます……(苦笑)。その流れから、土曜参観でもかなりラフな着こなしで行ってしまいそうなのですが、そこはグッとこらえてどうやったらラフにならないかを考えますね。
今回は、上記のポイントを踏まえつつも自分が土曜参観に行く着こなしを想定してみました。いくらファッションに携わっているとはいえ、ガチガチにキメた着こなしで行くと“頑張っている人”みたいに浮いてしまうのでそれだけは避けたいと思いました。もちろん普段のラフさも残したいので、トップスはTシャツで、パンツにクリース入りのチノパンを合わせて、少し品の良さを出した着こなしを提案してみました」

ひとつだけでも品のある要素を入れれば劇的に変わる

幼稚園の送迎の着こなしより、仕事に行くときのほうがちゃんとしていると話す西野さん。親が参加する夏祭りのような行事ではラフだが、参観などはTPOを踏まえて少し品のあるアイテムを加えるとのこと。

「この時期はやはりTシャツがメインになりますが、Tシャツもスソを出すのではなく、パンツにタックインすることでドレスっぽい雰囲気を演出しています。Tシャツも土曜参観にかけて“THE WEEKEND CITY CLUB”というロゴが入っているものを取り入れて、僕らならではの目線で遊び心を注入しています。チノパンはタックが入りだったり、うすいながらもセンタークリースが入っているので、こちらは品のある要素として成立すると思います。足元はすぐに脱ぎ履きできることを考えてサンダルにしました。ビーチサンダルではないのでセーフですね(笑)」
あまり身構えずに、遊び心を入れながら普段の着こなしに少し品のある要素を入れるというOVER30にもやさしい着こなしを伝授してくれた西野さん。もうひとつ品の良さをプラスするポイントを伝授してくれました。
「これは僕もよく使うテクニックなのですが“着なくてもいいのでエリ付きのシャツを手に持っておく”という方法も使えると思います。無地の白Tシャツだったとしてもシャツを手にもっておけば、他の人からは“あっ、着てきたけど脱いだんだな……”と認識されるので、これも品の良さに加わるんですよ」
肩ひじ張ることなく、自然体のスタイルにポイントで上品さを取り入れるという着こなしを体現してくれた西野さん。この少しユルさを感じさせるマインドこそが、土曜参観で浮かない着こなしを組み立てるヒントになりそうだ。

NISHINOYAディレクター/NEATデザイナー 西野大士さん
WEEKEND(ウィークエンド)のTシャツ ¥6,800+tax
47(フォーティセブン)×WEEDEND(ウィークエンド)のキャップ ¥6,000+tax
NEAT(ニート)のチノパン ¥40,000+tax
サンダル、メガネは本人私物

コーディネイトポイント1
「上品なスタイルのハズシに使いたいのがBBキャップです。自分もよく使うコーディネイトのテクニックなのですが、実はドレスアイテムとBBキャップとの相性は抜群。このキャップはTシャツと同じロゴで統一感を持たせました。ホワイトのボディを選んだことで清涼感も出ていますね」

コーディネイトポイント2
「トラウザーズを穿くときに、よく使うアクセントがこちら。バックポケットにハンカチを入れることでかなり上品さが演出できます。今回はエルメスのハンカチを入れましたが、バンダナなどでもOKだと思います。これがあるだけで清潔感も出てくるので結構重要なポイントかもしれないですね(笑)」

◆おすすめのアイテム紹介 西野さんおすすめのアイテムはこちら!

CHARVET(シャルベ)のストライプシャツ 本人私物
1838年に世界初のオーダーシャツ専門店としてパリに誕生。王室のシャツも手掛けていた経緯もあるという高級シャツブランド、シャルベ。「少しきれいめのシャツは着ていなくても、手に持っておくだけで絵になります。初心者はオックスフォード生地のシャツでもいいと思います。最近はエリのないスタンドカラーのシャツも流行っていますが、この場合はエリがあるほうがベターですね」

WEEKEND(ウィークエンド)のトートバッグ ¥7,800+tax
普段使いでも重宝するWEEKENDのトートバッグ。L’ECHOPPEバイヤーの金子恵治さん、HERILLデザイナー大島裕幸さんと西野さんの3人で立ち上げた週末に行われるフリーマーケットで取り扱うアイテムを想定したブランドだ。「土曜参観では靴を入れたり、ちょっとした荷物を入れたりするのにトートが1枚あると便利。実はボディがL.L.Bean(L.L.ビーン)のボートアンドトートで“THE WEEKEND CITY CLUB”のロゴを刺しゅうしました。色使いも鮮やかでいいですよね」

問い合わせ先:
NISHINOYA TEL:03-6434-0983

 

STAFF CREDIT
Photography:Ren Kanai
Writing:Yasuyuki Ushijima

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