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気になるサービスを受けてみた、そしてリスペクトしてみた!!
STANCER(スタンサー)/前編

2020.01.17

スノーボーダーの間でいま話題沸騰中のスタンサー。既にYoutubeやSNSでも話題になっているが、「滑りが劇的に変わった!」「滑りやすくなった!」と言ったポジティブなコメントや動画を目にすると、マジで!? とスノーボード歴30年の筆者も、気になって気になって仕方がありません。というわけで、さっそく体験してみることに!!

SNSやYoutubeで話題沸騰中のスタンサーでスノーボードの推奨スタンスを計測!

2020年1月、スノーボーダーのトレンドキーワードと言えば、間違いなく“スタンサー”だろう。スノーボードの推奨スタンスを計測してくれる機器なのだが、調べてみると随分前から(2006年に公開されたブログの存在を確認)スタンサーそのものは存在していたようなのだが、なぜか2020年のいま、大ブレイク!

あくまでも推測だが、これもYoutubeの影響が大きいと思う。筆者も、チャンネル登録をしている某スノーボーダーがYoutubeにスタンサーの動画を配信をしたことがきっかけとなり、一気にスノーボーダーたちへと広まり、さらにそれがSNSで拡散されたことで昨今のスタンサーブームへと繋がったと思われる。

実は筆者自身もスタンサーの存在を知ったのは、この彼の動画であり、正直、彼のチャンネルでスタンサーの動画を観たときから、スタンサーのパフォーマンスが、気になって気になってしかたがなかったのだが、仕事が忙しかったこと、さらにシーズンインはしたものの歴史的な暖冬による雪不足に見舞われてテンションダウン……と、そんな不可抗力が立て続けに起こったこともあり、なかなかチェックしに行けなかったのだが、3連休最終日、遂に行ってまいりました!

スノーボード上達への近道!? さらなる高みを目指してスタンスを再チェック

筆者が診断を受けたショップでは、噂どおり多くの方から反響を得ているらしく、一度来店をしての当日予約。ちなみに料金(1,100円/税込)は前払い。14時に店舗で予約を申し込んだが、その日も大人気らしく18:30からの診断となった。

スタンサーのチェックの前に、自身のフィジカル(身長や体重など)データを入力。もちろん、スノーボードに関する情報(スタンスやスノーボードのレベルなど)も入力していく。

推奨スタンスを計測中! いったいどんな結果がでるのか!? 楽しみだ!

心情的にはライディングスタイルの項目を「パウダー BC」を選択したかったのだが、まずはオールマイティーで参考にできそうなフリーライドをチョイス。今回の結果に衝撃を受けたら、「パウダー BC」でも再度スタンスチェックを行ってみるつもりだ。

ダックスタンスのグーフィー野郎の推奨スタンスは想像もしなかった結果に!

フリースタイルボードでゲレンデをフリーライディングすることもあれば、ハードブーツを履いてアルペンボードにも乗るし、パウダーボードに乗ってバックカントリーに出向くこともある。年齢的な問題もあり、ハーフパイプをやることはなくなったけど、その日の雪のコンディションやゲレンデの特徴などによって、そのときベストなスノーボードライフを楽しんでいる。

心情的にはいま一番メインで活動しているパウダーランのセッティングを極めたいところなのだが、パウダーランのセッティングと言われても、BC(バックカントリー)ともなるとロケーションはもちろん、同じ山でも毎回、毎回、雪質などのコンディションが異なるので、正直コレだ! というセッティングを決めづらいし、仮にデータを提示されても筆者自身もピンッとこないのが正直なところ。

そこで今回は、シーズンを通して一番愛用しているフリースタイルボード(キャンバーボード)のゲレンデクルージングでの理想のスタンス角度&スタンス幅(現在のセッティングは、スタンス角度を左足-3度、右足が18度。スタンス幅が54センチ)を探るべく、フリーライドをチョイスしたのだが、正直、その結果に驚きを隠せなかった。

なぜなら、筆者の右足は、子どもの頃の大怪我が原因で、右足首が通常時でも、若干外側を向いている。身体的な要素を考慮すると、自分は今のスタンスよりも、さらに外側に3~6度、いや、へたをすると9度ぐらい右の足首を外側に向けるよう指示がでると思っていたのだが、スタンサーの診断では、右足は外側に向けるのではなく、むしろ逆に内側に-3度。それどころか、さらに左足を12度外側に向けろ=-12度(グーフィースタンスなので)という診断結果に。

たしかに、フェイキーで滑走する際、現在の左足-3度、右足18度では、滑走時に窮屈感があったので、スタンサーの推奨するスタンス角度にすることで、フェイキー(筆者はグーフィースタンスなのでレギュラー側で滑走)での滑走は劇的に変化するはずだし、絶対に滑りやすくなるのは間違いない。

しかしながら、ここまで左足を外にふってしまって、滑りのベースとなるグーフィースタンスでの滑走が、今以上に安定するのか!? ……正直、不安しかないし、むしろリフトに乗っているとき、いまのスタンス角度では右足首や膝に負荷が掛かって痛いので、左足を外側に向けるのではなく、できることなら右足首の角度をもっと外側に向けろ! という診断結果が出ることを期待していたのだが(苦笑)

果たしてスタンサーが導き出したスノーボードの推奨スタンスは正しいのか!? ゲレンデに行って事実を確かめてみたい。もちろんその結果はここで報告するので、楽しみにしてもらいたい。

◆現在のセッティング
グーフィースタンス
スタンス角度:左足-3度、右足18度 スタンス幅:約52センチ
◆スタンサー推奨のセッティング
グーフィースタンス
スタンス角度:左足-12度、右足15度 スタンス幅:55センチ

 

スタンサーの診断結果やいかに!? 続報を待て!

 
STAFF CREDIT
Photography:H2O Style
Writing:H2O Style

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