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ガスブロからトレポンへ
サバゲーマーの憧れ!? Professional Training Weaponってナニ?

2018.09.10

サバゲー(サバイバルゲーム)を楽しむために必要不可欠なのがエアガン。一言でエアガンといっても、エアコッキング、電動、ガスと大きくわけて3つのパワーソースの異なるタイプが存在する。そんな中で、いま最も主流なのが電気(バッテリー)をパワーソースにした電動タイプのエアガンなのだが、その電動ガンの中に他とはちょっと異なるエアガンの存在をご存知だろうか? 軍や警察機関などにおいて訓練用に開発された電動ガン、SYSTEMA社が手掛ける Professional Training Weapon(プロフェッショナル トレーニング ウェポン)、通称『トレポン』がそれである。ここではそんな『トレポン』の魅力と普通の電動ガンと一体どこが違うのか? 実際に所有し、使用した体験から語っていこうと思う。

トレポンとの出会い、そして素直な弾道! 初めて撃った衝撃が忘れられない

訳も分からない状態でサバゲー参加が始まった筆者のサバゲーライフ。実際にサバゲーを始めてみると「撃った」「当たった」「外れた」「撃たれた」という超シンプルなところに引きつけられる。特にこの「撃つ」という行為がなんとも言えない魅力で、言われてみれば「的」に何かを当てるという行為はいろんなレジャー施設で必ずと言っていいほど見かけるように、行為そのものが、ある種の本能に根ざしているのかもしれない。温泉街の射的をはじめ、やり始めると的に当たるまで! という感じで夢中になる人も多いはず。
実はサバゲーもこれと同じで、ゲーム回数を重ねるうちになんらかの不満が段々と生じてくるのは必然。自分にとってそれが先の「なかなか的(敵)に当たらない」というところ。特攻ダッシュで辺りかまわず打ちまくるならいざしらず、スコープを覗いて敵が見えている、その見えている所にビシッと当てたい! という欲求が増していくのは必然なのかもしれない。

そうやってその欲求を埋めるべく、サバゲー情報に接していると誰しも出会う言葉の一つに先出の『トレポン』がある。弾道の確かさには半端ない評判が立っており、自分の中でこれはただ者じゃないというイメージが勝手に出来上がっていた。そんな折り、友人の一人が『トレポン』を携えてある日サバゲーに参戦してきた。そこで撃たせてもらった時の衝撃は今でも忘れない。シューティングレンジでダットサイトを覗く。30~40m位先の的だったと思う。ダットサイトの赤いドットを覗いた先に見える的の真ん中にセット。1発撃ってみた。トリガープルの軽さ、そしてレスポンスのよさ。『トレポン』独特のメカノイズ(発射音)の後に、スーっとまっすぐに標的に向かって飛んでいくBB弾が見える。「カキーン」。………的に当たった瞬間だ。普通にエアガンでも当たるのは当たる。しかし、ドットそのまま、線を引いたように向かっていく弾道はこれまで見たことがない。撃った瞬間の弾道に総毛立つように鳥肌がたった。「うぉ! こりゃすげぇ 本物だぜ!」というのはこういうことを言うのだと思った。ホップの構造自体が違うとはいえ、自分の暴れまくる弾道とは雲泥の差だ。さも、これが当たり前のようにまっすぐに飛ぶ弾道の美しさは見ていて本当に気持ちいい。この1回の体験で『トレポン』入手への気持ちが出来上がったと言える。

あくまでも筆者の体感イメージだが、BB弾(0.25グラム)の弾道を図解にするとこんな印象だ。

 

そもそも、『トレポン』って何?

『トレポン』とは、SYSTEMA製の Professional Training Weaponのこと。米国が軍や警察の訓練用に使用することを前提に開発された訓練用のウェポンだ。訓練時の違和感を最小限にすべく、外形寸法はもちろん、重量バランスなどが限りなく実銃と同一になるよう製作されているらしい。当然ながら実銃を意識した外形寸法なので実銃用のアクセサリーパーツの殆どが無加工で取り付けることができるのも魅力だ。
『トレポン』にはSYSTEMA社から発売されている完成品もあるが、チャレンジキットなる組み上げパーツが存在し、このキットを組み上げて販売してくれる専門の「トレポンショップ」が存在することを知る。友人によるとすべてのトレポンショップのトレポンの性能が一律素晴らしいというわけではないということ。お店選びも大事らしい。
先に『トレポン』を入手した友人の『トレポン』も、この専門ショップに組み上げてもらった一点モノ。その性能は先述した通り非常に高く、評判どおりのクオリティー。まだ未入手の別の友人が迷うことなくM4の『トレポン』をその専門ショップで購入する、ということになり、自分も一緒に足を運ぶこととなった。

ちなみに、筆者が狙っていた「HK416C」タイプのトレポンはSYSTEMA純正では存在しないらしいのだが、そのショップではVFC製のガスブロを元にトレポンを組み上げるのだとか。そのため物見気分で行ったわけだが、店内に飾られている416Cの『トレポン』は恐ろしく魅力的で、一目見ただけで心を魅了されてしまった。とはいえ金額は26万超(当時のミニマムな価格がこれ)。一般の電動ガンの軽く4~5丁分に匹敵する。その金額に一瞬頭がクラクラしてしまったが、結局、一般的な電動ガンを複数購入することになるであろうこの先を考えるならば、「心底惚れ込んだ相棒」を一本釣りした方がいいという判断で購入を決断した。

VFCのガスブロ「HK416」をベースに作られたTW416C。ガスブロの側(アッパーレシーバーとロアレシーバ)を使って、内部にトレポンのメカを組み込むイメージだ。

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