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H2O Style

トレンドに左右されない逸品たち
~ボクの相棒、それは永遠の定番アイテム~ 第4回

2018.08.29

酸いも甘いも経験してきたOVER30(オーバーサーティ)の男性であれば、それなりの審美眼も備わっているハズ。そんな世代の人たちにこそ読んで欲しいのがこのコーナー。『H2O Style』のスタッフ自らが実際に購入し、愛用しつづける逸品たちにフォーカスをあてその魅力をクローズアップ! 第4回はパタゴニアのバギーズショーツを紹介!

水陸両用の汎用性の高さがパタゴニアの名作に認定

この連載ではこれまで、革靴やスニーカーなどシューズばかりを取り上げてきたので、シューズの連載と思っている人も多いかもしれない。しかし、今回は少し趣向を変えてアパレルを紹介してみたい。
パタゴニアはOVER30(オーバーサーティ)世代にとって、安心感のあるアウトドアブランドとして認知されていることだろう。ダスパーカ(ダウンジャケット)、やレトロパイルジャケット(フリース)、R2ジャケット(インサレーションフリース)など数々の名作を生みだしてきたブランドだけに、着たことがある人も多いと思う。
今回紹介する「バギーズショーツ」はパタゴニアにおいて冬アイテムの定番が多い中、隠れた夏の名作でもある。名作と書いておきながら実は筆者も手にしたのは3年ほど前。知り合いが穿いているのを見て、あまりにも自然に着こなしへ取り入れていたので、自分も欲しくなったのがきっかけだった。このバギーズショーツ、なんといってもその魅力は水陸両用なところ。速乾性を備えたサプレックスナイロン素材を採用しているのでDWR(耐久性撥水)加工により水分を弾いてくれるのだ。しかもこのナイロン、リサイクルナイロンを92%使用しているところもパタゴニアらしい。

速乾性を備えたポリエステルメッシュのライナーを内蔵しているので、これ一枚穿けば事足りるのだ。しかもこのライナーが穿き心地を快適にサポートしてくれるので、夏場はこのバギーズショーツを何枚かローテーションして乗り切る人も多いとか。(筆者私物)

キャンプやランニングなどアクティブなシーンで活躍

こちらのバギーズショーツは、カラバリが豊富なのところも人気の秘訣。ブラック、レッド、ブルーなどベーシックな単色カラーを展開しつつも毎シーズン、コンセプトを込めた柄をリリースしているので、柄に関しては一期一会的な感覚も楽しめる。筆者も若い頃なら柄物を選んでいたが、最近はシンプルで落ち着いたアイテムを好むようになってきた(この筆者の感覚、OVER30世代ならわかるハズ!)ので、ブラックを選んだ。ただ、予想以上に使い勝手がいいのは、声を大にして言いたい。普段の着こなしに取り入れるのはもちろん、メッシュライナーと速乾性の高い素材のおかげでランニングにも活用できている。今年の夏はタイミングが合わなかったが、来年こそは柄バージョンをゲットしたいし、単色カラーも、もう1枚購入しようと考えている。
このバギーズショーツ、実際に穿いてみた人はわかると思うが、かなり短めの丈感となっている。ひとつ上のサイズを選ぶと、裾幅が広がるので、シルエット的にどうもアンバランスになってしまう。だからサイズを選ぶときはジャストサイズをチョイスするのが賢明だ。また、最近では「バギーズロング」という少し丈感を長くしたモデルも発売されている。丈感が着になる人はそちらも試してみるといい。とにかく、バギーズショーツはユーティリティ性が高いので、本当におすすめ。まだ穿いたことがない人は、是非試してみることを推奨したい。

ヒップポケットにはフラップがついているので、例えば水着として使った時に、貴重品を入れても安心だ。サイドについた縦型ポケットは、ポケットの裏地の角部分に水はけのメッシュを施してあるため、すぐに乾き水の抵抗を防いでくれる。(筆者私物)

 
STAFF CREDIT
Writing:Yasuyuki Ushijima

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