気になる商品を買ってみた、そして使ってみた！！ Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit（バラエティキット）

気になる商品を買ってみた、そして使ってみた！！
Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit（バラエティキット）

2018.05.01

モノにあふれる昨今、「欲しい！」と思った商品なら誰になんと言われようとも購入するはずだが、そこまで心を魅了されるアイテムとの出会いはそう多くはないはず。きっと大半が「良さげなら買ってもいいかな……」程度の購入欲求しか満たしていないが現実だろう。そんなとき気になるのが、この商品は買って後悔しないモノなのか？　だろう。そこでここではOVER30（オーバーサーティ）世代が気になりそうなモノにフォーカスをあて、身銭を投じて使用レポを試みる。筆者の主観だらけの内容にはなるが少しでも購入時の指針となれば幸いだ。

子どもの日のプレゼントに是非！

発売から約一週間、正直、「これどうなの？」と気になっている人も多いはず。結論から言うと“買い！”の商品。とくに小学生のお子さんがいるパパなら迷わず購入することをオススメする（※別売りのNintendo Switchが必要なので要注意）。
ダンボール工作と『Nintendo Switch』が合体することでゲーム機の新しい遊び方＆楽しみ方を生み出した「Nintendo Labo」。斬新すぎる発想の商品（ダンボールの模型にNintendo Switchを組み込み、Nintendo Switchに搭載されている様々なセンサーを利用した電子工作を作れる）だけに筆者自身も“面白そうだけど、本当に面白いかな？？”と購入前は半信半疑。買ってみたはいいけど、つまらなかったらどうしよう……と不安があったのも事実だ。でも実際に購入し遊んでみたら、そんな不安は一瞬で吹き飛んだ。というよりも一瞬でも購入するのを躊躇った自分の愚かさに気づかされた。

工作のワクワク感が蘇る！　OVER30もターゲット！？

では、その魅力は何か？　ズバリ、歳を追うごとに忘れていたモノを作るワクワク感と達成感が体感でき、さらにゲーム機の未来を感じることができることだ。子どもの頃、雑誌の付録や学研の科学の付録などを毎月楽しみにしていた筆者にとっては、当時のワクワク感が心の底から蘇るだけでなく、進化したダンボール工作のカタチ（作ったダンボールの模型を動かしてゲームなどをして遊べること）に驚かされた。
例えば、模型の素材はダンボールだがマニュアル（説明書）は紙じゃない。『Nintendo Switch』が作り方をナビゲートしてくれるのだ。これ一つをとっても昭和生まれのOVER30世代としては時の流れ、子どもの頃に想像した21世紀を感じてしまう瞬間でもある。

ストレスフリーの作りやすさ！

実際に作ってみてビックリしたのが、その作りやすさだ！　キットにはまずは10分ぐらいで作れる簡単なもの（リモコンカーToy-Con）から、完成するまでに120～180分ぐらいかかるもの（おうちToy-Con、ピアノToy-Conなど）まで用意されているが、そのどれもが昔のプラモデルや紙工作のように、パーツの組み合わせが悪いとか、穴の位置があわないとか、理不尽なことが一切なくストレスフリーで組み上げることが可能。この辺りはさすが任天堂といったところ。素材はただのダンボールかもしれないが、任天堂らしい品質の高さがうかがえる。組み立てに工具なども不要だし、子どもたちでも簡単に、そしてスマートにダンボール工作を楽しめるというわけだ。

小学生の子どもがいるパパなら迷わず購入！！

小さなお子さんと一緒に作ってもよし！　子どもが夢中になって作っている姿を眺めているだけでも幸せになれる「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit」。筆者の子どもたちも完成した、おうちToy-Conを「パパ、できたよー！」という言葉、そして喜びいっぱいの笑顔とともに見せにきてくれた。このシーンを創出してくれた「Nintendo Labo」に感謝したい！
ネットではダンボールごときに高すぎとかネガティブな書き込みもチラホラ見られたが、たった数千円で、子どもたちの笑顔が見られるなら安いものだ。もちろん、先述しているように雑誌の付録に夢中になったOVER30の我々も十分に楽しめる。筆者は「Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit」のほうも買っちゃいそうですよ（笑）
バーチャルな世界ではなく、リアルな世界で自分自身で作って遊ぶというスタイルは、今の時代の子どもたちにとっては新鮮そのもの、何かを作る（キットを組み上げることすらも）といった機会がめっきり減った近年の子どもたちにとって、新しい価値観を提案してくれる「Nintendo Labo」。そういえば、子どもたちと最近コミュニケーションやスキンシップをとれてないな……と感じている、そこのお父さん！　次の休日、子どもたちと一緒に組み立てて、楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょう？